事例
DMゼロで仕事が回る。甲賀市FCオーナー・木村太郎さんの地域インスタ
- 2026.03.18

滋賀県甲賀市のまちアカFCオーナー・木村太郎さん(29歳)は、昨年まで大阪の広告代理店に勤めていた。
「地元に戻りたい」と思いながらも、キャリアへの不安からなかなか踏み出せなかった。ようやく甲賀市に帰ってきたタイミングで、まちアカに出会う。「地域と一緒に成長していく」というコンセプトが、自分の考えと重なった。
加盟後、木村さんは「甲賀専門の地域インスタ」を運用。3ヶ月目までは自分からDMを送っていたが、それ以降は問い合わせと紹介だけで仕事が回り始めた。
仕事の取り方も独特だ。営業しようとしているのではなく、地域の経営者や住民の困り事を丁寧に聞き、自分が力になれる部分を考える。すると自然と仕事につながる。飲食店のオーナーとは、もう近所の友達か息子のような距離感で話す関係になった。
そんな関わりの中で生まれたのが、認定こども園「ここのっす園」の園庭開放クラウドファンディングだ。目標208万円が、開始からわずか4日で達成。残り30日を残してまだ支援が増え続けている。
木村さんは謙遜するが、昨年9月から毎週の打ち合わせを重ねた積み上げが、この結果を呼んだのは間違いない。
収入は、会社員時代の約1.2倍になった。
それ以上に大きいのは、「自分の名前で頼ってくれるお客さんと働く方が、生き生きしている」という実感だという。
遠くの100万人より、近くの100人。 甲賀市で、その思想が確かに形になっている。